本協会の概要

東アジア倒産再建協会日本支部 設立趣旨

東アジア経済の発展と企業の経済活動の国際化に伴い、東アジア諸国の経済的な相互関係はますます緊密化しています。そのような状況では、一国の倒産再建法制実務のあり方は他国に対して多大なる影響を及ぼすことから、緊密な経済関係にあるアジア諸国においても、それぞれの倒産再建法制実務について情報の共有と意見交換が重要な課題と考えられます。

特に、東アジア諸国において経済規模の大きい日本、中国、韓国における倒産・事業再生に関する専門家や実務家の国際的な交流を促進させ、実務情報の共有と意見交換を図ることは、東アジア諸国における透明性の高い倒産・再建手続の確立に資するものと考えられます。

こうした問題意識を背景に、東アジア諸国の倒産・事業再生における法制・実務に関する情報共有と意見交換のための相互交流の場を提供することを目的として、東アジア倒産再建協会日本支部(以下「本協会」といいます。)を設立しました。

本協会においては、日本、中国、韓国における倒産・事業再生に関する専門家、実務家、企業人などから広く会員を募り、倒産・事業再生に関するシンポジウムを定期的(1年に1回程度)に開催することで、それぞれの国における実務状況や問題点などを議論し、情報交換と意見交換を図ることを企図しています。

また、倒産実務に関する国際団体や国際会議は多数存在しますが、その多くは欧米諸国が主導し、アジアにおける倒産・事業再生については比重がおかれていません。そこで、本協会は、東アジア諸国が主導する倒産・事業再生の法制度・実務に関する初めての国際団体として、東アジア諸国から世界に向けて、積極的に情報発信をしていきたいと考えています。

東アジア倒産再建協会 会長  髙木 新二郎
副会長 王 衛国
副会長 呉 守根


会長 髙木 新二郎

副会長 王 衛国

副会長 呉 守根